新婚旅行でフロリダのディズニーワールドに行ってきた
2019/9/11 ~ 9/18 の6泊8日で、アメリカのフロリダ州、ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)に行ってきた。
初アメリカ、初WDWだったこともあり、記憶が新鮮なうちに感じたこと思ったことをまとめておく。
…と書き始めた頃は思っていたが、ダラダラしていたらすでに1ヶ月近く経過してしまった 🙈
まだまだ書けることはあると思うが、一旦ここまでにして、思い出したら都度追記していこうと思う。
旅程
移動は羽田発トロント経由オーランド着(帰りはその逆)。カナダを経由するのでETAの申請をしたのが多少面倒だった(システム障害のせいか、何度申請しても最初からやり直しになってつらかった)。
深夜に移動したり、空港での待ち時間が多いスケジュールだった。転職というイベントもあって準備時間の節約のためにHISに依頼したが、正直この判断は間違いだった(後述する)。
とまあ色々大変だった面はあれど、旅行自体はめっちゃ楽しかった。現地の人に毎年来てと言われたが、お金と時間さえ許せば本当に毎年行きたいと思えるほどだった。
アメリカ(フロリダ)について感じたこと
あくまでフロリダ、ディズニーという母集団に対する個人的な印象。感じたことをつれづれと書き残しておく。
- バリアフリー先進国
- 設備はもちろんのこと、実際にそれが頻繁に利用されている。車椅子の方が多く外出していて、自然に受け入れられている
- 大人は見た目イカツイので一見怖いけど、なんだかんだ親切にしてくれる
- 関わった人みんな良い人だった
- 肥満の人が思った以上に多い。男性は肥満かマッチョかといった印象…
- 子供が天使
- 食事が口に合わなかった
- 基本的に塩気が強く旨味が少ない
- デザートで参ったのはクリーム。ジャリジャリして砂糖感が強く、科学的な風味がする
- 高いレストランでは普通に美味しかったが、外国人向けに調整されているのかも?
- 水が合わなかった
- 鉱物の影響か、独特の臭さがある
- 手荒れがひどくて痛くなり、常に保湿クリーム塗ってた
- シャワーで髪もギシギシ
- 日差しが強い
- サングラスを常につけていた
- 日焼け止めのANESSAがめちゃくちゃ効いてほぼダメージなし。すごい
- 雨がよく降る
- いわゆるスコールで、すぐ止む
- 現地の人は慣れているのか雨を全く気にしない。すごい
- コミュニケーションの違い
- 「How are you (doing)」 ってほぼ最初に聞かれるに慣れずに毎回怯む。とりあえずキョドりつつ good とか答えてたけど、ネイティブはどういう返しをするんだろ
- とにかく褒める。肯定する。子供は自立させて何でもやらせる。周囲も含めて寛容さがあるのかもしれない
- ちょっとしたことでも声をよくかけてコミュニケーションする。個人的な経験上、日本ではお互い黙って勝手にピリピリする場面がよくあるなあと思っているが、一言言えば済むことも多いので見習おうと思った
- (蛇足)それぞれの文化圏ではそれぞれの集合体が生き残るために築いたコンテキストがあり、良いところも悪いところもある。なるだけ良いと思ったところを取り入れていきたい。長年生きてきた上でのアンラーニングは難しいが、定期的に他の文化圏に行くことで自分のコンテキストを認識する機会を作るのは良いことだなと思った
- エアコン冷やしすぎ。上着がないとつらい場面もあった
- レストランでのカードでの支払い手順が面倒(チップのせい)
- あらかじめ調べておくとスムーズ
- シャワーのお湯の出し方は服を脱ぐ前に確認すべし。初見ではまじでわからん仕組みのものがあるので、裸で試行錯誤するのはつらすぎる。なお、高いホテルだと分かりやすい仕組みのシャワーが付いてた
ディズニーワールド
- 規模がおかしい
- 東京ディズニーランドが5つくらいある感じ。ホテルやその他施設を含めれば、ひとつの都市(むしろウォルト王国)と言っても良いくらい
- ホテルの数も多く、それぞれめちゃ広い。クオリティは課金次第だが、外装や庭、プールなどのこだわりは廉価帯のホテルでもかなり高い
- 毎日そこかしこで花火が上がっている。消費量やばそう
- ほぼ物販だけのパーク?がある (Springs)。だいたいここで揃う。グッズの種類に驚愕。グッズはマイナーなキャラのものもあるのでマイナーキャラ好きの妻もニッコリ。服も揃っていて、なかでもTシャツの種類がすごい
- とにかくUXがよい
- リアル、ウェブ、アプリの連携がスムーズ。ウェブで計画・予約し、アプリを見て行動し、リアルで楽しみ、結果がアプリにフィードバックされる。アプリ取得必須
- マジックバンド考えたひと天才
- パークへの入場、ファストパスの使用、決済、ホテルへのチェックイン、ルームキー、フォトパスの本人確認などがマジックバンド1つあればできる
- 1段上のセキュリティが求められる場面では、ちゃんと指紋と合わせて二要素認証される
- カスタマイズ(課金)要素もあり、自分の好きなデザイン、使用感にできる
- 好きなデザインにしたければ、事前にウェブで指定しておく。日替わりでデザインが変わるのでガチャっぽい
- フォトパスすばらしい
- パーク内外にカメラマンがいて、写真を撮ってくれるシステム。思っていた以上の数のフォトパススポットがあって、行く先々で撮ってもらった。枚数でいえば200枚ほど
- マジックバンドで本人確認して、撮ってもらった写真はアカウントに紐付けられたクラウドストレージにアップされる。そしてアプリですぐ確認できる(タイムラグが発生する場合もあるが)
- 特定のポーズに対応した効果やアニメーションが付与される場合もあってたのしい
- 課金要素ではあるが、必須。事前に予約すると安くなる
- ホテルは自動チェックアウト。時間になるとマジックバンド購入分のレシートがメールで届く
- セルフのドリンクサーバー用で、一度買ったら何度でもリフィル可能なマグがあって便利。RFIDで購入済みかチェックしているようだった。RFIDが反応しなくなることがあって、レジの人に相談したら登録し直してくれて復活した
- 園内の様子
- 入場の際の荷物検査が厳重で隅々まで見られる。検査員はだいたいイカツイけど、気さくに話しかけてきてくれる
- 家族連れが多い。3代で来ていたりする。日本人はハネムーンの人をよく見かけた
- アバターのアトラクションめちゃ楽しかった。あとアナ雪のレリゴーを合唱するショーはテンション爆あげの方たちの歓声がたのしかった
- ことあるごとに歓声が上がる。テンション上がり切るとショーの前にウェーブが起こったりする(たのしい)
- スターウォーズエリアの作り込みがすごいので、ファンはぜひ。ショーも頻繁で、ベイダー卿が子供たちにフォースの使い方を教えてたりする
- ハロウィンイベント(要課金)の日本にはない盛り上がり。DJがアゲアゲの曲流してる中みんな酒飲みながらキャラクターと一緒に踊ってたりする
- イベントに応じたバッジがもらえる。はじめて行くとか、誕生日とか、ハネムーンとか、お祝い事があるなら、キャストに言うと良い
- キャスト(従業員)の多様性が印象的だった
- 老若男女、多人種なのはもちろん、車椅子で働いている方もいた
- 日本からの大学生インターンを多数受け入れている模様。半年くらい滞在するんですよ~と話を聞いて羨ましいねと話していた。大変そうではあるが、英語でのコミュニケーションの練習にもなってよさそう
- バス、モノレール、船、(+新しくできるSkyline)と、移動手段が豊富
- 滞在期間中のホテルの移動には luggedge transportation が便利(チップ発生)
- グランドフロリディアン(ホテル)にはマジックキングダムの花火を見るための開けたスペースがあった。スピーカーも設置されてて、花火のショーの音楽も聴けた。富裕層のための特等席という感じだった…
- お土産に向いた個包装でたくさん入ってるお菓子があまりない。そして日本人の口には合わなそう…結局お菓子は経由地のカナダで買った
振り返り
持っていって良かったもの
- GoPro持って行ってとてもよかった。旅の雰囲気とか、夫婦で実況する感じで残せた。購入も検討している。レンティオでレンタルしたが、注文から返却までストレスフリーだった。すばらしや
- GoProの長いマウントはパーク内への持ち込み時に注意された(畳んでいるならいいけど展開すると没収されるよ、みたいな話)ので、短い棒で行くのが良い
- オリジナルの動画は結構サイズ大きいので、S3 Glacier Deep Archive で保管することにした。参照しなければ 1 GB あたり月額 0.00099 USD で済む。50 GB なら月 5 円くらい
- 休息時間という湿布が良くきいた。普通の湿布だと妻は肌に合わないのだが、これは問題なし。持ってく量が少なすぎたので今度遠出するときは増やしていきたい
- 蒸気でホットアイマスクという製品がよかった。袋開けるだけなので機内でも使えてホッとできる。というか目を駆使する仕事なので普段から使えるわ
- のどぬ~るぬれマスク。機内は乾燥するので、これつけておくと快適に寝られる
- ユンケル黄帝顆粒。毎日一日中歩きまわるので、体力回復が課題。顆粒はかさばらなくてよい。持ってく数が少なかったので今度は増やしてみたい
- 小さな包装の除菌ティッシュ。なんだかんだ使うシーンが多い
- 酔止め。アトラクションは苦手だけど、せっかくなので乗りたいという人におすすめ(妻がそうだった)
- 虫除け。ディズニーワールドは自然が豊富で水場が多いので、必須といえる
- サングラス。快適に行動するために必須。せっかくなのでグッズを買っても良い
- 日焼け止めのANESSA。マジで効く
- ビタミンCのサプリメント。シャワーで髪がギシギシになる対策として、サーファーの美容師に妻が教えてもらったらしい。直接カプセルをあけて塗り込む。根拠はよくわからないけど、髪の調子は結構よかったようだ
- レインポンチョ。スコール対策。行動時に荷物になるデメリットはあるので、濡れる覚悟ができていれば不要(でも風邪をひいたら悔やみきれないので、今回は万全の体制で臨んだ)。夏なら半袖短パンで水着を下に着ていれば良さそうではある。それでもエアコンの冷え対策は必要か
- 防水かばん。同上の理由。ノーティアムのこれが動きやすくて良かった
- 洗剤。ホテル内にコインランドリーがあり、そこで使える(洗剤も買えるが、馴染みのものを買っていくと良い)。なお、コインランドリーはマジックバンドが使えず、クレカ決済になるので注意
やっておいてよかったこと
だいたい妻がやってくれたものだが
- ファストパス取得
- 結構前からできるので、早めの行動がよい。人気のものは割とすぐに埋まってしまう
- レストラン予約(キャラクターダイニングとか)
- これも人気のものはすぐに埋まる
- 以上のスケジュール表、やりたいこと・行きたい場所リスト作成
- 妻が旅のしおりを作ってくれて、スケジュールやお土産リスト、持ち物などの確認がしやすかった。事前にワクワクする効果もあり
- フォトパスの事前予約(安くなる)
- ガイドブックの熟読と行動順の整理
- マジックバンドガチャ
- 悩んだ挙げ句最終的には単色にしてしまった
- 選ぶのはたのしかった
HISを利用して後悔したこと
- 6泊8日なので丸6日は行動できます、という説明のプランだった
- 妻は海外旅行初めてだし、時差とかきついので余裕のある旅程にしてとリクエストした
- しかし出発1ヶ月前に確定した旅程は遅く出発し、早く帰るというもの。睡眠時間を考慮すると4.5日しか行動できない。ホテルやチケットも6日分のものになっているのにその価値を消費しきれなかった
- どうやら、契約したプランの可変時間帯のギリギリを提示されたらしい。なのでプラン自体は契約通り。とはいえその説明はなかったし、事前に余裕を持って行動したいと伝えているのに他のプランを提示しないというのは、旅行代理店に期待する価値を大きく満たせていないと感じた
- 有料での延長も価格交渉も受け付けられないとの支店長判断にがっかり
- それ以外にも担当者が催促するまで連絡よこさないとか、請求書に誤りがあるとか、名前を何度も間違うとか、色々おかしかった
- 逆にこれらのやりとりで時間を取られてしまった。WDWに行くというくらいの目的なら複雑な旅程でもないし、大金を払って無駄な時間を費やすくらいなら、最初から全部自分でやればよかった
- 一方で現地スタッフの存在は心強かった。はじめて行く地ということもあり、色々ガイドしてくれたのがよかった。ただ、他の旅行代理店でもそういうサービスはあるし、直接依頼するということもできるので、それが決定的な価値になるというわけではない
- 総じて、もう利用することはないな、という結論になった
その他
- WDW目的なら現金はもっと少なくていい。だいたいマジックバンドでなんとかなる。WDWの外でもクレジットカードだけで大丈夫。チップでまれに現金が必要になる
- 体力不足、体力の過信、体調管理。疲労によりショーを断念することになった(翌日にリベンジできてよかったが)
- 英会話の準備不足…全然話せなくなってる。色んなとこで雑談チャンス発生してたのに全然対応できなくて悔しかった。妻は英会話苦手なのに果敢に挑戦しててえらかった。チキンな私には真似できない
まとめ
もともと私自身そこまでディズニーのファンではないのだけど、今でも2日に1回フロリダが恋しくなるくらいに楽しかったのでみんなもっと行くといいと思うよ(長時間の飛行機のつらさと、お金と休暇がなかなか捻出できないという現実が立ちはだかる…)。
あと、密かに目標にしていた「ケンカしない」というのを達成できたので、新婚旅行としては大成功だった。
事前の入念な調査と準備、持ち物の整理をしてくれた妻に感謝である(妻の荷物の多さを小馬鹿にしていたが、結果として助けられたのである。すまんかった)。