Rails Developer Meetup 2019 に参加してCSSの技術的負債について発表した
発表内容
https://railsdm.github.io/#session-upinetree
「CSSの技術的負債との向き合い方」というタイトルで、普段のチーム開発で目をつぶりがちなCSSをテーマに話しました。
プログラマからの視点で、どういう流れでCSSが負債になるのか、その負債に対してどう取り組んで行けるか、などを色々考察してみたという内容です。
質疑応答: https://railsdm.herokuapp.com/issues/118
スライド
日本語版
英語版
動画
(怖くてまだ自分自身で見られていません…)
感想
以下、感想を思いつくままに並べてみます。
全体
- とても楽しくて濃い2日間だった
- この規模のイベントを運営されたカルパスさんすごい
- 動いているDHH氏を見られてよかった。準備もなしに、饒舌に自分の意見をスラスラ言っていたのが印象的だった
- 発表が終わった後は他のセッションに気が向くまま参加。疲れていたのもあって休憩していた時間も多かった
- 2日間共おいしいコーヒーが提供されてとてもQOL高かった
- これからアップされた資料や動画をゆっくり見て行きたい。RubyKaigiもあるのでそれまでには…
登壇
- ランチでの現場Rails本のトークセッションから続けての登壇。1時間以上スクリーンの前にいることになってしまったので、結構気疲れした。発表終わってからしばらく放心してた
- B会場は110人入るとのことだったけど、だいたい席が埋まっている感じで、まさかこんなに多くの人の前で話すことになるとはという感じ
良かったところ
- 緊張はしていたが、話し始めてからはリラックスしていられたと思う
- ペースを意識しながらやれた
- スライドの途中にここまで何分でできたら急ぐ、みたいな目安を決めていた。30分ぴったりで終わって我ながらよくやった
- 良かったという感想が多くてホッとした
- CSSは専門領域じゃないので、何適当なこと言ってんだみたいな反応ないか怖かった
- 関心の谷っていうメタファーいいよねといろんな方に言われてうれしい
- 全体の構成を紙に書いて考えた
- 30分ともなると箇条書きで考えるのつらそうだったので
- マインドマップ的なやつとか、色々絵を書いた
- 英訳をがんばった
- 必須ではないし、会場に英語話者の方がいらっしゃっていたかは不明だけど、チャレンジしてみた
- 海外でのチーム開発や職責の事情は違うのかもしれないけど、リーチできるってのは良いことだ
改善できそうなところ
- 詰め込みこみすぎた
- ペースを早めにしないと時間が足りなくなってしまった
- 息継ぎが少なめになってしまって結構苦しかった
- ブラッシュアップ期間が取れなかった
- もう少し余裕を持てたら良かった
- ブラッシュアップしたらシンプルにできて発表時間に余裕を持てたかもしれない
- 負債自体は悪くないんだよという話も入れたかったなー
- スライドが文章だらけになってしまった
- 何を話すか思い出すためでもあって、これもブラッシュアップできなかった影響
- 英訳にかかる時間を甘く見ていた
- 結果として途中まで英語という中途半端な形で発表することに…
今後やってみたいこと
- Stylelint で橋の使われ方のチェック
- 発表では「橋が巨大になるに連れて使われ方のチェックが大変になる」という話をしたが、そのあたりも自動化できたら良さそう
- 谷を埋める方法の掘り下げ
- みんなでがんばっていくぞ的な抽象的な内容で終わってしまった
- じゃあその分のコストはどうするのとか、やりたくない、やらないほうが価値を発揮できる人にもやらせるのかとか、色々議論したい
- 他の領域での関心の谷
- CSSに限らずあると思うので、色々ディスカッションしたい
- まずは認識することが大事で、そこからチームで踏み出せていけたらなと思う